日本メクトロン及びメクテックグループでは、グループの環境基本方針に従い環境に配慮した製品の設計、製造を行っております。
1.断熱材による放熱対策
日本メクトロンでは、従来の省エネルギー活動に併せて2011年夏期の使用電力の政府の大幅削減対応の一環として、工場内の熱源を有する設備への断熱材張付による放熱対策を徹底して進めました。特に奥原工場の銅張板を製造するコーター装置は接着剤を加熱硬化させるため、スチームによる膨大な熱量を使用し、かなりの熱が設備外へ放出されている状況でした。 今回、10台あるコーター装置のうち、3台の本体外周に延べ199m2の断熱材を貼ることで、室内空調等の温度コントロールが可能になるなどで、月2,447kwhの電力削減が実現でき、年間11,100kgのCO2排出量削減が見込まれます。
さらに今後、他の設備はもとより、海外を含めた他工場に拡大することで、大きな効果を出していく予定です。
大型設備ということもあり、断熱材の利用は大きな効果を生むことになりました。
2.LED照明の採用による省エネ活動
メクテックグループでは、ワイガヤプロジェクトとして、省エネ活動に力を注いでいます。今回はその活動のひとつで、珠海紫翔電子科技有限公司の龍山工場で進めているエコ活動の事例を紹介します。龍山工場では低消費電力かつ長寿命であるLED照明の採用を決めました。従来の照明からLED照明への交換を進めることで、約65%の電力削減効果を得ることができました。また、実際にLED照明を使用してみると、照明のちらつきや色むらが無く、快適な職場環境を保つことができ、働く従業員も大変満足し、安全・品質の安定化にも繋がっています。
今後、グループの他拠点への拡大を検討してまいります。